読了ゆえの悩み

伊坂幸太郎の『死神の精度』読了。

数話のストーリーから構成されるオムニバス方式の小節で
主人公は死神。人間界で活動する時には千葉という名前を与えられている。
(この千葉以外にも,死神の名前には青山や蒲田といった“地名”が配される)
情報部から与えられた対象人物に接触し調査を行ない
死んでも「可」か,それとも「見送り」かを判断するという。
ちなみに「見送り」になるケースはほとんどない。


さまざまな人間模様と時間軸が絡みあい,収束していく
伊坂ワールドが堪能できる佳作。と感じた。
軽妙でポップな表現あり,あっと言わせる洒脱なギミックあり。
この人の小説は卑怯だと思う。
扱っているテーマはすごく重いのに,そう感じさせない。
むしろライトに,しかもハッピーエンドの匂いすら感じさせるように
事態を収束させる。素晴らしい。
ゆえに卑怯。そんなんやられたらさ,にやけてしまうやん。


クソ、やられた,って(笑)。

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個人的には現在まいっておる。
なんかモチベーションがまったくあがらん。
なんか溜まっていたモノが霧散していくかのように無気力になりかけている。
なぜかはわったくわからんけども
人類最大の敵である「めんどくさい」by 古谷実 
が身体を蝕む。

単純に休みが取れていないせいだろうか。
もしくはなかなか下がらない微熱のせいか。
一時的であってほしいと切に願わずにはいられん。


まぁ最終的には「まーなんとかなるわー」と楽観視するのだろうけども。

だー。